バイトと正社員にはいくつかの違いがあります。まず、もっとも違うのは福利厚生や収入です。正社員はバイトと比べると福利厚生が充実していたり、社会保険を会社に支払ってもらえたりとメリットが多くあります。また正社員は月々の給与に加えボーナスもあるため、バイトよりも多くの収入が得られます。多数の人が「正社員の方がいい」と思う理由は、こういった点でしょう。
2つ目は「働き方による違い」です。多くの正社員が週休制で働いているのに対し、バイトはシフト勤務が中心となっています。シフト制は自分の働きたい日を選べるため、正社員よりも自由に働けるというメリットがあるでしょう。残業も正社員に比べて少ないところが多いです。ただし、自由が多い分、収入は自分が働いただけになるため、当然低くなります。
3つ目は「社会的なスキルが身につく」という点です。バイトの場合、正社員よりも会社に対する責任が少なく、辞めたい時にいつでも辞められるという立場でもあります。正社員はバイトよりも責任のある立場に置かれるため、社会的スキルが自然と身につきます。企業によっては最初に研修によって身に付けさせるところもあるでしょう。会社への帰属意識が高いので「組織内でいかに上手く振る舞えるか」にも気をつかう必要があります。
バイトと正社員、どちらの雇用形態にもそれぞれの魅力があります。1つ気にしておいて欲しい点として、バイトの場合見聞を広めるためにいろいろなところで働いた経験があるということはメリットになりますが、正社員の場合あまりいろいろなところで働いた場合デメリットになる場合があるため注意しましょう。
自分のライフスタイルに合わせて、バイトと正社員の雇用形態による違いを理解して決めることが大切です。